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ChromeBookとWinTabとiPadの三つ巴

今日のPC関連ニュースで、AcerDellASUSが揃ってChromeBookを個人向けに出荷を開始すると報道があった。当初は教育関連向け等に販売をしていたが、とうとう予想通り一般コンシューマー向けにも出荷を開始する。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1411/11/news074.html

ChromeBookといえば起動が数秒で機能をWebサービスに絞り低価格を実現したデバイスと認識している。価格も通常のWIndowsノートに比べ安価であることが特徴で、アメリカなどではノートPCのシェアの約10%を獲得している今注目のデバイスである。
このChromeBookだが我々コンシューマーにとってはなかなか受け入れられないかも知れない。
元々ネットワークありきで設計されている為、個人で使用するためにはなんらかのネットワーク接続デバイスが必要になるからである。
オフラインで何が作業出来るかが、今後のシェア拡大のキーになると思われる。
また、このChromeOSはインターフェイスChromeブラウザベースになっており、万人に受け入れられるかもポイントになると思う。
但し、オフィスユースでは、これで十分かもしれない。余計な機能をカットしてオフィスソフトとメールが使用出来れば良い環境では、こんごの最良のデバイスになる可能性がある。
WIndowsノートで且つ低価格モデルに対しては、十分な脅威であろう。
OSのセキュリティーに関しても、Win機より脅威が少ない為メリットがある。
 
今後の予想であるが、ChromeBookは事務機の代替として日本でもシェアを伸ばし、WinTab機は各メーカーともに価格競争により体力勝負になり、コンシューマーでも機能が中途半端な為かつてのネットブックのような結末になると思われる。
唯我独尊のiOSiPadは、ハードウェアとの親和性をこのまま保っていけば、劇的なシェア拡大にはならずとも安定した一定のシェアを伸ばし続けるだろう。
 
しかしまだ、ChromeBookは試験的販売の段階である。今後の他メーカーの出方にも注目するべきであろう。そしてデバイスの価格競争になるとネットブック状態になることも考えられる。OS側で何ができるかを今後は訴求することが重要なのではないか。クラウドとの親和性を一般人にも分かりやすく説明できる環境も必要であると考える。また、現在横並びのスペックではあるが、小型化やTab化することで差別化をし、新興メーカーにもチャンスはあるかも知れない。