龍さまのお気持ち。

デジタルガジェットと麺活とメンタルヘルス

Windows Phone SIMフリー端末が…

http://m.pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150223_689392.html
とうとうWindowsPhoneSIMフリー端末の登場が予告されています。
解説は上記リンクに委ねるとして、ここではメーカー側の内情を勘ぐってみたいと思います。
マイクロソフトとのこのライセンスの契約は恐らく半年から1年を掛けてじっくり練られてきたと思われます。
国内大手メーカーならまだしもPC専業メーカーからの一手だからです。これはPCを専業としているEPSONダイレクトやその他昔ホワイトボックスメーカーと言われるいわゆる組立屋から続々と登場を予感させる呼び水になることを予感させます。至ってマウスコンピューターというメーカーはPCに限っては意欲的な製品を出すことで知られており、つい最近もスティック型PCや低価格Windowsタブレットを相次いで市場に投入しています。
ここで気になるのは製造元(ODM元)ですが、なかなか検討がつきません。台湾の大手同業と言われるASUSAcerなどは自社系列の製造EMSを使用するだろうし、市場はワールドワイドなので、日本国内専売のロット数のマウスコンピューターでは両社にとってメリットがありません。恐らく中華系企業がODMとEMSを任されると思われます。昨今のAndroidタブレット激安系や秋葉原でひっそりと売っている低価格Windowsタブレットは、殆どが中華系企業のものです。マウスコンピューターの規模から予想するに、台湾大手のEMSと言われるフォックコンやペガトロン・クアンタでは、オーダーの最小限数が大きすぎてリスクが有るはずと思われます。
価格などはまだ発表されていませんが、おそらく同社の傾向からして、ハイエンド機種で高価格の製品ではなく、ミドルレンジクラスの買いやすい価格で市場投入してくると思われます。また現時点価格が発表されていないことを考えると、同業他社の今後の様子を見る姿勢が見え隠れします。
この発表で、国内SIMフリー市場に一矢を投じましたが、色々な端末が色々なメーカーから発表され選択肢が増えることは非常に好ましい状況になるとうれしいですね。