Windows Phoneはなぜ多くのメーカーから発売されないのか
今日MS謹製のWinwos Phone 「Microsoft Lumina 535」が発売された。ご存知の通り、LuminaはあのNOKIAから受け継いだブランドである。
香港・新興国向けで約16000円弱という価格も魅力的である。恐らく暫くすればAmazonでも20000円弱位でSIMフリー機として売りだされるかもしれない。
疑問なのは、PCでは散々にWindowsのOEMライセンス販売で各PCメーカーからパソコンが発売されているのに、なぜモバイルOSのWindowsPhoneでは端末メーカーからリリースされないかである。
かつてはHTCなどはWindowsMobileOSでかなりの端末を供給していた。メーカー側もAndroid一色というか一択状態のモバイル端末市場では、自分の特色が出しにくいと感じていると思う。
しかし、これにはMicrosoft側の事情が見え隠れしないでもない。少なくともAndroidのようにライセンスフリーでの商売はしなくないのが本音であろう。
もしMicrosoftがOEM供給を考えているならば、ガチガチのセキュリティーでOSを供給しなくてはならない。つまり、世にでるWindowsPhone端末はMS主導でアクティベーションされた端末でなくてはならないのではないだろうか。
この辺のライセンス給付制限や、アクティベーション方法がメーカーのWindowsPhone参入の大きな壁になっているのではないだろうか。
少なくともハードウェア的にはWindowsPhoneを出す為の障壁は低い。
MS側もこのモバイルOSをライセンス事業としてやっていけるのか、そろばんを弾いている状況なのではないだろうか。
さもなければ、一部で囁かれてるようにハードとソフトの親和性を高めるためにAppleのようにハードとソフトを自社のみで販売し、IOSのような販売形態を目論んでいるのかもしれない。
ユーザー側から見たら選択肢が広がることは良いことであるが、WindowsPhoneがAndroidのようにどのメーカーからも販売できる状況になるのは考え難い。おそらくサードパーティからのリリースも戦略的にパートナーシップを結んでからのものであろう。
もし、Apple方式での戦略を考えているのならばOSのバージョンアップなどユーザーに受け入れられるエコシステムを構築するべきである。
MS様お得意のいろいろツバをつけて、やっぱりや~めたでは、ユーザーは付いて来ないと思われる。
何れにせよ、日本でも堂々とWindowsPhoneが買える状況になり、Android・IOSに割り込む存在になることを願いたい。
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