龍さまのお気持ち。

デジタルガジェットと麺活とメンタルヘルス

好きなことだけをして生きて行く 情報の氾濫

昨今の書籍や意識高い系のセミナーで表題の「好きなことだけをして生きて行く」ワードをかなり目にするようになった。
僕もその辺の著名なブロガーさんのBlogを何時も読み流している。
あぁなんて甘美な響きだと何時も思う。
好きなことだけして生きる=好きなことで生業を立てるってことと理解しているけど、それを本業とするのか、副業とするのか、趣味としてだけなのかの明確な線引きは無いと思われる。
もはやプチブームとも言えるこのアイウィルゴーマイウェイ現象はその甘美な響きを伴って拡大の一方であろう。

それって全ての人が実現できるの?
当然、みんながそれを実現できれば幸せなんだろうけど、そんなことになったら社会インフラがおかしなことになるだろう。
みんなブロガーになって広告収入やアフィで生計を立てるようになれば、競合が激しくなり単価も下がるだろう。

ブロガー商売は結局は情報商材と同じ?
この手で成功した人が、自分の人生やノウハウを切り売りして商品化し銭を稼いでいるのは確かである。ブロガーを例えにとるが、我も我もとみんなが始めても競合は多いし、単価も下がるであろう。
共存をして言っても新規の顧客が必要になり、なんかマルチっぽいな〜なんて思ったり。
結局は先住民既得権益なんじゃないかな。ちょっと穿った見方で申し訳ない。
そして先住民は、みんなこっちの世界においでよーと手招きしているが、果たして本心なのか?競合が増えるのに。

好きなこと「だけ」って無理がある
僕が見ている著名なブロガー主にガジェット系では、みなさん副業としてBlogを書いておこずかいを貰っている印象があります。「だけ」って部分は少々煽り気味かと思います。

好きなことなんて見つけられるのか?
大体自分なんかもそうだけど、好きなことってなんだろうって思う人もいるだろうと思うわけです。
でももしかしたら、それ系のセミナーなんかに行ってみたりするとその辺のヒントが貰えるのかもしれない。

結局は商売言葉で、自力で考えなければ行けない。
もちろん、自分の好きなことで生計を立てたいし人の役に立てることで喰って行きたいと思う。
それは甘美な響きの囁きをヒントにしてあとは自分次第ということだろう。
僕だって大きな目標、こうなりたい自分像はある。
しかし、今までの経験ではとても食べて行ける分野ではないし就職をするにしても分野が違いすぎる。
結局は、この言葉はマンネリの生活から脱却したい人、サラリーマン生活でもう消耗したくない人向けのカンフル剤的な言葉でまず行動することが、そのマンネリ脱出を応援すると言うことなのだと思う。

僕もアラフォーを近づいてきてしまった。人生二毛作という言葉がある。新しいことを始めるにはリミットタイマーが作動している。人生一度きり。とても甘美な考えさせられる甘美な言葉の意味を噛みしめてヒントにし考えていかなくてはならない。